オファサポートでは、産官学連携事業として、全国展開まで見据えて新しい実車時運転評価システムの構築を目指しています。弊社では自動車教習所も運営していますが、県公安員委員会認定で70歳以上のドライバーが免許更新する際に必要となる高齢者講習の委託実施や、病院からリハビリを行っている患者さんの運転再開に向けて、運転評価を依頼されることが増えています。しかし、現在の運転評価は、机上評価やドライブシュミレーターで行っており、実車による評価も教員指導資格を有する評価者が同乗して行うものにとどまっています。そこで、さまざまな客観的データに基づいた、実車での運転評価システムの開発に着手しています。システムの開発にはデータの収集と解析が欠かせないため、ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作の反応時間を計測するためのセンサーや計測器を導入。くわえて、運転中の視点や脳波と筋電位を計測するなど、運転中に起こりうる変化を運転者が正しく認知して、運転を行えているかを客観的なデータにしていく携帯型脳機能マッピング装置や筋電位計測装置、注視点計測装置等を導入し、脳や筋肉の動きを分かりやすいデータにしていきます。そして、自分の運転が健康な同年代の人達と比較して、どれぐらいのレベルにあるのかを評価できる、ソフトウェアの開発を行ってまいります。データの収集と解析は、大学(教授)や病院(医師)と連携し、公安委員会にも意見を聞きながら進めていく予定です。
実車による医学的見地も加えた自動車運転評価システムは、全国的にも例がありません。また、超高齢化社会を迎えて、高齢者ドライバーの事故増加が社会問題にもなっており、高齢者ドライバーの運転能力を明確化するのにも役立ちます。リハビリを行っている患者さんの運転能力を判断する際にも、評価システムの導入を望む声が多いことも分かっており、潜在的な需要は高いと見込んで います。未来を見据えた新しい挑戦にご期待ください。
AI型自動車運転評価システムS.D.A.P.®では年齢・性別・症例別に自動車運転スキルの可視化と、症例別に運転行動の傾向を顕在化でき自動車運転スキルをデータベース化が可能になります。これはリハビリや教育目標の設定など、医療機関・大学・研究機関などによる個別の自動車運転評価の指導・管理・傾向値把握(研究)など様々な応用が可能になります。
動的時間伸縮法(DTW)とは、時系列データ解析手法の一つであり、この解析手法で時系列データの類似性を数値化できます。動的時間伸縮法(DTW)によって走行にかかる時間の違いを吸収します。
多数の正常な運転データ(指導員の運転データ)を収集した上で、機械学習を行わせいくつかの見本データをもとにパターン化し、そのパターンを解析しブレーキ、アクセル等の各操作のパラメータに対して、お手本データとの差異を計算し被験者の運転データのパターンが正常値にどれくらい合致しているか、あるいはどれくらい離れているか数値化してAIを用いた統計的な評価方法により比較分析するとともに、宮崎大学と共同開発した装置で視野や眼球の動きも測定し、運転能力を評価します。
オファサポートでは、産官学連携事業として、全国展開まで見据えて新しい実車時運転評価システムの構築を目指しています。
弊社では自動車教習所も運営していますが、県公安員委員会認定で70歳以上のドライバーが免許更新する際に必要となる高齢者講習の委託実施や、病院からリハビリを行っている患者さんの運転再開に向けて、運転評価を依頼されることが増えています。しかし、現在の運転評価は、机上評価やドライブシュミレーターで行っており、実車による評価も教員指導資格を有する評価者が同乗して行うものにとどまっています。
そこで、さまざまな客観的データに基づいた、実車での運転評価システムの開発に着手しています。システムの開発にはデータの収集と解析が欠かせないため、ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作の反応時間などを多面的に収集し客観的、かつ総合的な実車評価が可能なシステムを産官学共同で構築しています。